ルート246ケンネル柴犬日記

柴犬専門犬舎ルート246ケンネルの日々を綴ります

殴っても叩いても咬むことはなおりません


愛護団体のスタッフが咬むワンコの教育として殴ったり蹴ったりしていた


愛護団体のスタッフ談


咬み癖を直して新しい飼い主さんをみつけてあげたかった



攻撃的な問題行動はその種類も細かくわかれます

もともと犬質が固くて強くて人がコントロールできなかった→人の責任 人が未熟

もともと犬質が柔らかくて内向的であるがために怖くて攻撃的になる→人の責任 人が未熟

もともと脳の機能に偏りがあり本来の犬の行動とは外れた所で生きている→作出の問題と責任 人の責任

などなど………

ここで言っている 咬むこと は人に対してに限定させていただいています→特に飼い主に対して


ですから、その 咬む という問題はどこからきているのか、またその子の物事の理解の仕方はどのようなものなのかをよく観察しヒアリングし年スパンで改善していく

のが、攻撃的性が高くなってしまったワンコへの対応です


慎重に考えなくてはいけません



ネットの書き込みを見ると 殴ってひどい蹴ってひどいにしか言及されてなく、  本当にひどいのは飼いきれなくなって愛護にだした元飼い主だと私は考えます

飼いきれない理由が咬むことならば、それに対応できる専門家に指導を受けて改善をする


その努力が出来ずに愛護に引き取ってもらうのはどうなんでしょう


私が思うに愛護団体も命を思えば引き取る方向なんだと思いますしリスペクトしています

しかしながら、犬を飼う人の中には無責任な人もいて 飼いきれなければ愛護に出せばいいや みたいな発想の人間もいて、そうなると愛護本来の不幸な犬を増やさないことと矛盾しているのではないかと思うのです

ですから、愛護に犬を出すならば最低限咬まない事を条件にする必要もあるのではないか

でないと手に負えなくなったワンコは愛護があるからそこに出せばいいやが増えていくだけではないか


また、そのようなワンコの棄て方をする人のワンコの購入先って大体がショップ、多頭飼育繁殖者 です


当家にお越しのワンコさんでそれら出身のワンコさんも多数います


みんなトラウマ解除しながらトレーニングをつんで問題解決しています


今回愛護団体のスタッフが暴力を使った事は良くない事だと思います

しかしながら、そこにはやり方は間違っていても咬むことを直して新しい飼い主さんに渡したいという思いはおそらくおありになられたのだと思います


我々夫婦にしてみると 愛護に犬を棄てた人間を糾弾するのが正解なんじゃない ? ?

ってさっき話してました


皆さん、ワンコを迎え入れたら長い時間一緒です その間には犬も人もいろんな事があります

迎え入れることをお考えの人は迎え入れる先、かかる費用、起きるかもしれないこと、よくよく考えて迎え入れましょう





パピー期に迎え入れてすぐにてに負えない行動をされて御相談にきてある程度改善されてそこがすべてのように考えられると難しいケースもあります

犬の本来の行動から離れた所の感覚で生きているワンコさんのタイプ

時間の経過、日常の些細な出来事、そのようなことに繊細に反応してしまい人からみた問題行動を一生涯背負っていくタイプです

このタイプのワンコさんは一生涯専門家の協力の基、犬生を全うしてもらう努力が必要です



当家生まれの子達にしても、なにもしなければなにもしないまま育ちますし物事を犬の理解に併せて教えないと何も制御できませんし問題がでることもあります


生きていれば野生とかけ離れた人間社会の中でワンコさんも色々感じます

教育を入れてグルーミングマナーなども入れてその上ででてくる問題を解決したり妥協しながら一緒に暮らしていくのがワンコと人


家族



犬を遺棄すると確か100万円の行政罰(50万円ではなかったと思う)が下ります

この行政罰、巷に犬を放して棄てることに対しての罰

これを定義として広げて所有権放棄をした時点で(やんごとない事情で知人に渡すとか泣く泣く愛護に渡すとかの事情を除いて)摘要するとかはどうでしょうか

焦点は 犬の教育が出来てなく放棄 犬が好みでなく放棄 など犬にははた迷惑極まりない勝手な事情による放棄に対して引き受けた愛護が行政に通報し行政もヒアリングしてその上で行政罰を与える

目的とすることはお金の徴収による痛手もありますが、そういった面倒な手続きを踏まないと犬を放棄できないとすることにより無責任な飼い主を撲滅する

しかし、そうすると、山などに遺棄する人もいるでしょう

それを思うと、今は昨年4月前まで産まれ?だっけかな、入れる事が絶対義務ではなく努力義務となっているマイクロチップ未装着のワンコも全て入れる事を義務とする

入れるタイミングは狂犬病予防接種時と決めてしまう


ただ、我々業者は狂犬病予防接種が義務として徹底されてますが、これも一般の方でしてないかたも、 犬を飼いましたよという登録すらしてない人もいるんです



まだまだ、未熟な日本の犬の在り方

これから整備されていくことを願います



1960年初頭までは犬を育てることは 紳士録があるくらい高価でステイタスでした(当家に紳士録、あります)

1960年代後半から大手ショップ、乱立

市場盛況

昔からの流れと経済優先の流れとがはっきりとわかれました

エコノミーに手軽に犬が飼えるって消費者には良かったことかもしれません

しかし、経済優先のやり方が今の業界の世間からみた悪い所に繋がっている



悪い人、いなくなると良いですね …………