ルート246ケンネル柴犬日記

柴犬専門犬舎ルート246ケンネルの日々を綴ります

犬の自然に任せる


ご飯を食べないと心配になる


例えば通常ある程度安定して食べている子が急に食べなくなる 調子も悪い などが併せてるようならば獣医師への受診が必要かと思います


体の自然が強い子はある程度体が出来上がるとあまり食べなくなります


特に一頭で育てていると競う相手もいませんし、群れの中での自分の勢い みたいなものを主張する必要もないので食べなくなることが多い

しかし、痩せていてパフォーマンスが高い子や避妊去勢をしている子は良く食べる事が多い

心がアクティブでパワーのある子や性ホルモンが分泌されなくなっている子は食べ物を摂取しすぎる傾向が視られます

その場合はオーナーさんが食を制限する必要があります


換毛期は副毛の脱落があります

これは自然だと栄養が副毛に行き渡らなくなるということで脱落し食事をあまりとらなくなるのが自然なのですが、現代犬は食が充実していますしオーナーさんも過度に心配することで絶対食べなくてはならない思いに囚われてあれこれトッピングしすぎたりあれこれフードをチェンジしすぎたりすることでシンプルにその子を観察することから無意識にはなれてしまうことがあられます



碧くんと仲間達


副毛がその子の自然に任せきれなくて抜けにくくなると皮膚疾患になりやすい


栄養が行き渡りすぎてワンコ自身も感覚神経が鈍磨して体がほっするから食べる というよりも心が食べたい  に偏ると体全体のバランスがちぐはぐになるイメージを持っています


当家のラインも 良く食べるライン とあまり食べないラインがはっきりわかれています


もし、ご自身のワンコを迎え入れた先がブリーダーであるならばこの子のラインは食べるラインがそうでないかご質問されてみるのは大事かもしれません


フードをあれこれしてしまうとその度に摂取する代謝カロリーが変動しますし内容成分も変わります

頻繁に変えることはおすすめしてません

食べる食べないはそれが病的なものなのか自然なものなのかを見極める必要があります

食べないから変えるは犬の自然から離れた所にいきやすいので気を付けましょう


なんて事を経験で感じていた私なのですが、最近通っている整体の祖の先生が同じことを言っている文献を発見しました


この先生はご自身のワンコを観察してそう気づいたそうです

時代としてほぼ日本犬かもしくは日本犬の雑種かと思います


私は今年の繁殖が終わり年末を過ぎたらこの整体の勉強会に参加したいと考えています

犬にこの整体(野口整体)を当てはめて理学療法マッサージ、タッチケアと織り混ぜたらその子の自然治癒力を高めるお手伝いになるのではと考えています

実際、野口整体を犬に照らし合わせて体全体のバランスを整えている施術者もいらっしゃるようです

解剖学はクリアーなので頸椎胸椎腰椎の在り方を犬に転用して実際でている疾患とこれらの骨の在り方を照らし合わせて気をしっかりおくれたら良いのかなあ などと色々模索しております


人と同じでメンタルから拒食過食する子も増えているなあとこの20年ほど感じています




エースくん!お誕生日おめでとう!




毛が、まだ短い頃のがっちゃん

今は立派な長毛




犬は家族なのですが、犬は犬の本分というものがあると私は考えます

犬の思考回路にもとずいた犬の在り方を尊重してあげないと犬を人の考えにあわせさせてしまう、つまり、精神的な支配 に陥ります


人からみて良いことが果たして犬にとって全て良いことなのかと言えば違うかなあと思います


犬には犬の本分がある………って言葉を使うのは久々です

多分25年は使ってない言葉です


先代はよくこの言葉を使っていました


細かくいうとなんか迷信めいたことになりますので控えますが、要約すると 種 としてまるで違うものだからそこにはそこの流儀があってそことお付き合いをするならばそこを尊重しましょう みたいなことです



改正動物愛護法 は 人のモラルを高めるために大きく前進させた法律ですが、そのひとつひとつを読み込むと これって本当にワンコのためなのですか、? と思うこともあります


法の遵守は国民の義務ですのでこの法の上でいかにワンコにとって良い形を選んでいくかを日々考えてます


私はもともと法学を志していましたので、ここらへんはかなりきちんとしているほうです(整体においては 上下型 といわれるタイプです 物事の基準が善悪 ルール なので法学に進んでいたらマッチしていたかもしれません)


今日は祝日ながら第二金曜なのでお休みさせていただいています