ルート246ケンネル柴犬日記

柴犬専門犬舎ルート246ケンネルの日々を綴ります

手づくりご飯

当家ではワンコ達にたまに手づくりご飯を差し上げます


手づくりご飯は大変です


まず、1日あたりのエネルギー要求量を計算

これは、体重や活動量で変わります

当家の子達は柴犬なので活動係数少なめ

避妊去勢してるかしてないかでも係数は変わります


次に蛋白質要求量を計算します

おとなの犬は100kcalあたり4.5から6gを必要とします


その次に脂質の必要量を計算します

エネルギー全体の5から7%を取ります

通常のフードは12%から15%が多いです

これから作る献立はとりむねを使うのでそれに含まれる脂質を考慮してます


最後に炭水化物(糖と食物繊維)の必要量を計算します 総エネルギーから蛋白質エネルギーと脂質エネルギーを差し引いたものが炭水化物からとるエネルギーです


とりむねは100g当たり23.3gの蛋白質をふくんでいるから

換算すると、124.4g

脂質はオリーブオイルでとるから2.6g

炭水化物は白米の炊いたものでとるから187g

手づくり食で摂りにくいミネラル、ビタミンはパウダータイプのサプリからとる


手づくり食は蛋白質に偏りやすくなるので注意です

ミネラル、ビタミンも摂りづらいので注意です


一頭当たりの食材の量が決まったら、頭数分に換算


いざ、調理


とりむね、煮ます

白米、炊きます


混ぜます


オリーブオイルとパウダー、混ぜます


出来ました!


シンプルイズアベスト!


………毎日は出来ません 

やはり、きちんと作ろうとすると、必要とする栄養素をなにからとるか とか、それは何g必要か とか計算しないと、偏りがちなお食事になってしまいます アバウトな作り方で上手くいってくれればラッキーですが、腎臓とか 悪くしちゃう子もいるみたいです(つい、蛋白質あげたくなっちゃって、偏る とか ハイプロテインフードはそういった問題をクリアして出来上がっています)

また、手づくりは コスト かかります


そういえば、家人の出身訓練所には業務用冷凍庫があって、とりむね肉を山のように貯蔵していたそうです 米俵も何十俵も保管されてたそうです 綺麗にしたドラム缶で長時間煮込む 毎日毎日やっていたそうです 訓練所の規模にもよりますが、家人の訓練所は犬が多かった方だと思います 所員も何人かいましたが、連携プレーが凄かったようです みんな機動力抜群!私の実家のワンコ達も昔、

当時ボナンザ というフードがあったのですが、それに炊いた米、とりむね肉を混ぜてあげてました

経験の中で、米はこれくらい、肉はこれくらい、フードはこれくらい と覚えてたんですよね


今はフードが便利だからメインはフードです



でもたまにはフレッシュな食材のもの、食べさせたい


今日はその日です


ワンコ達のワクワクが伝わってきます

美味しくできたかな?見た目はあまりよくはない

お母さん犬 妊娠してるかもしれない子にはあげれません 酸性乳になってしまうことがあるので(稀 みたいですが、)