ルート246ケンネル柴犬日記

柴犬専門犬舎ルート246ケンネルの日々を綴ります

訓練の意味 意義 目的 1

これから何回かにわけてJKC(ジャパンケネルクラブ)JSV(シェパード犬協会)公認訓練士の竹内龍太(家人)の言葉を記述いたします

よろしくお願いいたします


訓練の意味 意義 目的 は一言で表すと難しい部分があるので、本日は当犬舎の代表犬種である 柴犬 をメインとしてお話をさせていただきます

皆様は しつけ や 訓練 というと オスワリ フセ マテ だったり お散歩の時にお行儀よく歩ける事を御想像される方が多いかと思います

お行儀よく歩くこと とは大型犬など力がある犬種では必要とされます

中型犬以下(柴犬などより小さい大きさの犬種)だと、お散歩の時に 引っ張って大変 という事や 転倒させられる危険 なども基本的にありません

そういった場面を想像されると一見柴犬には訓練は必要無いかと思われる方も多くいらっしゃるかと思います

現実、上記の様な オスワリ フセ マテ 等の訓練の依頼はほぼ無いに等しいです

柴犬の依頼として多いのは うなる かむ ~が出来ない(例えば 足が拭けない 首輪がつけれない 食器を取ることが出来ない 物を抱え込むとその物を取ることが出来ない 抱っこすることが出来ない)などといった一般的に問題行動と呼ばれる事を解決して欲しいという内容です

では、その 問題行動 を起こしている犬が 形の上での オスワリ フセ マテ 等が全く出来ないかというと、おやつを使うと結構出来てたりする

では、その様な事が出来るのに 何故日常生活で問題行動が起きるのか………


それは、飼い主様に対して 安心する 或いは 信頼する という群れの動物の一番の基本である感覚が持てていない これが殆どです

では、どのようにしたら群れの動物の一番の基本である 安心と信頼 を持たせることができるのでしょう?

それは こうやったらOK などとした短絡的な

ものではなく、時間をかけて犬の立場になって学ばせていく事がとても重要です

幼少期からしっかり時間をかけて飼い主様に対しての 安心と信頼 を御自身のワンちゃんに丁寧に教えていく………'


これが訓練の大きな意味です 特に柴犬の場合は、この部分がしっかり出来ていないと日常生活で先程記述した様な問題行動がみられることがあります

安心や信頼を学習した犬は顔が優しく変化してきます 幼少期から良い学習をさせてあげましょう


次回は 『犬のかむ』についてお話をいたします


全員待て中 すっごく待てる 人が隠れても待てる