ルート246ケンネル柴犬日記

柴犬専門犬舎ルート246ケンネルの日々を綴ります

ワンコのルート もう一回復習


1、ブリーダーから直接オーナーさんへわたす


これは、基本的に市場を利用しないでお渡しする人間とあまりそうだと市場を利用する人間がいます

当家は市場を利用したことが一回もない(今年で70年目すぎている犬舎です)ブリーダーです

余るならば産ませなければ良い という選択をしました

また、1頭に真剣に向き合うと量産型にはなれませんでした

犬の世界って不思議で何故か量産型→お産が上手い みたいな捉え方をされてしまうことがありますが、量産型→死んでもやむ無し と割りきってビジネスとしてやらないと無理だと思います うちは無理でした


2.繁殖屋→ほぼほぼ全部市場

これは大体子犬工場と言われるところで犬の福祉や健康に配慮することなくシーズンがきては産ませシーズンがきては産ませを繰り返しているところです 改正動物愛護法によりワンコ1頭に対して産ませて良い回数と年齢が定まっているにもかかわらず産ませます 生年月日の偽装を用意周到にします 例えばもう8歳で12回位産んでいたとしても他犬の血統書を使います 狂犬病接種と登録でばれそうなのに暴かれません これからもっと行政には細かく指導をいれていってほしいです


3.大手ショップ自社工場

地方の土地が安いところに構えています

決して犬にとって良い環境ではなく、お世話も雑 

大体、お産=帝王切開もやむなし という命懸けの場所に獣医常勤でないのがこわい

多数を扱っていればいないとダメだろう

お産がうまく行かなくても なんか 仕方ないよね みたいな感じなのかしら?こわすぎる



一般のエンドユーザーでありオーナーさんになる皆さんにこのことを、考えていただきたいです

あれだけ広告打てるって どんだけ荒稼ぎしてんだろう ?? ってことです


動物愛護、動物保護、道徳心、倫理観、そういったことを思うならば今のワンコにゃんこの流通システムを知って色々感じてください


ちょくちょく広告が入るので


言いたくなりました


1960年代前半くらいまでは、個人ショップとブリーダーが繋がって良いワンコをお客様に届ける形が成立していましたし、優良ブリーダーしか生き残れないシステムでした しかし、1960年代後半~1975年位に大手ショップというところが台頭し同時に安く犬を購入できる競り市が繁栄しはじめました エコノミーな値段で犬猫の純血種が手に入ることは多くの消費者から支持を得ます そうすると市場専門で同じ品種だったらかけて産ませて売ればいいじゃん という繁殖屋がたくさん誕生します


そもそもブリーダーはその品種の質を向上させることを第一に考えなくてはなりまぜん

当家では 家族として愛され癒しの存在になるワンコの作出を目標としてきて、達成できたと思っています

ワンコを産ませることは生物学生殖学上比較的安易に出来ることなのです

ですから、安易に出来ることの上に乗っけていくことは 質 だったり いかに良い時期に交配してあげるか→時期が良ければ嫌がりません だったり 妊娠期間をいかに良く過ごさせてあげるかだったり お産を出来るだけ軽くて良いお産にしてあげるかだったり では産まれた子犬にどのような情操教育を与えてあげるかだったり しいては迎え入れていただいたオーナーさんの生活がその子の存在によって素敵なものになっていただくかだったり………

 まだまだたくさん思いはありますが、私は自分の生きている間に 競り市 をなくしたいです

どうしたら良いのかまるでわからなく、愛護団体のシンポジウムに参加してみたり、愛護団体に意見をいったり、動愛に意見をいったり、これから議員に陳情するか、しかし私には力がない 少しでも自分の力をつけるために説得力のある国試を受けて資格を得るかとか、しかしながら51歳、頭は良くない 


もっと若いうちに動けていて学習もしていたら良かったなあとかなり後悔 しかし、若いうちから犬の仕事にどっぷり浸かってきて、自分の犬に対してだったり仕事に対してだったりの出来ないことを出来るようになるようにとひとつひとつクリアーにしてきて実現できたた今だから、やはり競り市はなくしたい という始めから一貫した言葉を言えるのかなあと思います


座右の銘

為せば成る為さねば成らぬ何事も成せぬは人の為さぬなりけり


字 あってるかなあ………

この言葉 大好きです










テンちゃん☺